2014年10月25日

子は親を救うために「心の病」になる





子は親を救うために「心の病」になる



たいへんインパクトのあるタイトルですよね。
でもそれは、事実なのです。

東京千代田麹町の風の木クリニック院長 高橋和巳氏(精神科医)が書いた本です。
たいへんわかりやすい文章で書かれていますが、内容はとても深く、読む価値のある本です。

ハラスメント、いじめ、虐待の抑止に関心がある方は、ぜひ読んでみてください。



僕らが来月豊田市の足助地区にて開催する一般市民対象の学習会でも、この本を取り上げます。
以下は、そのご案内です。

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現代の日本は、心的虐待が世代を超えて連鎖して巷に溢れており、大変深刻な状態だと思います。
さらにそこに、家庭、学校、会社、コミュニティーなどの人が集まる場の風通しの悪さが加わると、虐待は爆発的に増えてしまいますし、抑止する力もなかなか生まれにくくなります。
それは山里でも例外ではありません。

来月、学習会を下記の要領で集います。
ご関心のある方はぜひご参加ください。
またこの情報をご関心を持つお知り合い、お友達にシェアしていただけると幸いです。

【いじめとハラスメントをなくすことについて一緒に学び考える集い】
第一回テーマ「難解なパズルのような心的虐待=モラル・ハラスメントとはなにか」

○日時
2014年11月1日(土)13:30~15:00
(開場/受付13:00より)

○場所
足助病院 南棟講義室
愛知県豊田市岩神町仲田20番地

○主催
山里センチメンツ (代表 安藤 順 )

○協力
三河中山間地域で安心して暮らし続けるための健康ネットワーク研究会(会長 足助病院長 早川富博氏)

○内容
*集いの趣旨説明
*近年のいじめを取り巻く状況についてのはなし
*いじめとハラスメントに関するアンケート記入タイム
*モラル・ハラスメントとは何かについてのはなし
*クエスチョンタイム、フリーディスカッションタイム
*まとめタイム
※司会、進行は山里センチメンツのスタッフが務めます。

○参加費
配布資料代としてお一人100円(小学生、中学生、高校生は無料)

○お申し込み、お問い合わせ先
ご参加にあたりお住いの地域、年齢などの制限は一切ありません。
下記のいずれかの連絡先を通じてお申し込みください。
(人数とお名前を教えてください。)

Eメール
anti.moral.harassment.project@gmail.com

※当日お席に余裕があれば、事前申し込み無しで参加を希望される方も受け付けます。

※フライヤー(チラシ)の現物は足助病院玄関ホールに設置してあります。
※関連ブログ
http://yamazatosentiments.boo-log.com/e283927.html
http://hyakuyobako.boo-log.com/e284906.html
http://antimoralharassmentproject.boo-log.com
http://chu3annetworksg.boo-log.com
http://nordicwalkingmovement.boo-log.com























  


Posted by anti-moral harassment project  at 21:03はじめに

2014年03月24日

モラル・ハラスメントとは? (~はじめに~)





モラルハラスメントの加害者は、周りの人にばれないように密やかに、言葉と態度による目に見えない暴力を繰り返しふるって、被害者の自尊心を執拗に傷つけることで支配下に置き、人権を踏みにじり続けます。
そうすることで加害者は、自身の心のバランスをようやく保てるらしいのです。

周りにいる第三者は、被害者が心的虐待にあっていることに気づけません。
気づけないように、加害者が巧妙に策を巡らせているからです。

被害者から相談をもちかけられた第三者は、つい、「あなたも努力しなくては駄目じゃないの?」などと言ってしまいます。
被害者の話がよく理解できず、被害者にも非があるのでは、と考えてしまうからです。

もし、「やっぱりあの人は被害者なのかも。そう思ってもう一度検証してみよう。」と第三者が考えたとしても、加害者はその検証に耐えうる"カラクリ"をあらかじめ用意した上で被害者を貶めているので、真実を見抜くことは困難です。

被害者の体には傷ひとつ無い場合が多いのです。
残忍な加害者によりふるわれているのは、目に見えない、周りからわかりにくい暴力なのですから。
しかし確実に、被害者の心身は病んでゆきます。
自尊心を砕かれた被害者は、自分が悪いのだから、と思うしかなくなります。
まともな判断力を奪われ、何もできなくなってしまいます。



ここまで読んで、何かを感じたあなた。
体が震えてきたあなた。
涙が溢れてきたあなた。

あなたは永遠に閉じ込められるかと思われた見えない牢獄の扉を開ける鍵に、懸命に伸ばしたあなたの指先で、ついに触ったのです。



「もしかして。」
「本当はあの人の言うことが正しくて、もう一人の言うことの方が間違っていたら?」
見えない暴力がもう少しで見えそうになっているあなた。
魔の手によって、見えない牢獄の中に入れられてしまった被害者を救うには、第三者はいったいどうしたら良いのか?
それをわたしたちと一緒に学びましょう。
「あなたは何も悪くないのですよ」、と声をかけて寄りそうことができる人を増やすことが大切です。
あなたに知識が無ければ、加害者に手を貸すことになりかねませんが、知識があれば、真実を見い出し被害を食い止めることができるのです。



一緒に知識を学びましょう。
一緒に情報を知りましょう。

わたしたちは、Anti-Moral Harassment Project (アンチ・モラルハラスメント プロジェクト)を開始します。















































































  


Posted by anti-moral harassment project  at 21:02はじめに